住まい

額縁に欠かせない「マット」を使った楽しみ方をご紹介

額縁に写真やポスター、書画などを入れて楽しむことを「額装」といいます。額縁に入れた作品を見栄え良くアレンジする額装には、マットが欠かせません。

この記事では、額縁にマットを使うことでどのような楽しみ方ができるのかについて解説します。

額縁のマットの役割

マットとは、額縁と作品の間に置く台紙のようなものです。マットを使うことで作品の雰囲気を変化させたり、奥行きや余裕を感じさせたりといった効果が生まれます。また、作品をカットせずに見せたい部分のみを見せたり、逆に見せたくない部分をうまく隠したりといったトリミングも可能です。

さらに、作品と額縁の表面を覆うカバーとの間に隙間を作ることで、作品の保存性を高める効果も期待できます。

マットの楽しみ方

それでは、マットを使ったさまざまな額装の楽しみ方をご紹介していきましょう。

マットの色を楽しむ

同じ作品でも、マットの色一つで雰囲気はがらりと変化します。部屋の模様替えや住み替えなどで、雰囲気の合わなくなってしまった作品があるという方は、マットの色を変えるだけでも違った雰囲気の額縁に仕上げることができるでしょう。

いろいろな形の窓抜きで楽しむ

写真などをそのまま飾る場合、通常は四角く窓抜きをしたマットを使いますが、丸や楕円などにするのもおすすめ。飾るお部屋や作品の雰囲気に合わせて、いろいろな形の窓抜きの形を試してみてください。

複数の窓抜きで楽しむ

一つの額縁に一つの作品を飾る場合、マットには一つの窓(穴)が開いています。しかし、一枚の額縁にたくさんの窓を作って、いろいろな作品を飾ることもできます。これは、思い出の写真を複数集めた作品を作るときなどに重宝する額装方法です。

また、窓抜きの位置をランダムにすることで、より個性的な額縁に仕上がります。

窓抜きをしないで楽しむ

通常はマットに窓抜きをして、写真や書画などの作品を飾ります。しかし、窓抜きなしで台紙として活用することも可能です。飾る作品を隅から隅まで見せたいときや、ちょっとした小物を額縁に入れたいときなどは、この方法がおすすめです。

マットの幅を広く

マットを使う場合、作品よりも100ミリ程度大きい内寸の額縁を選びます。この幅を通常より広く取ることで、より中に飾るものを引き立たせインパクトある額縁に仕上げることができます。

マットを使って額縁のアレンジを楽しもう

額縁とマットを合わせて使うことで、作品の保護やトリミング効果、美しく見せることに対する効果などさまざまなメリットが生まれます。マットを使ったアレンジ方法をマスターして、額縁をおしゃれなインテリアとして活用してみてはいかがでしょうか。

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